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水の良し悪しを判断する要素として、たびたび耳にするワード。今回は、そんな釣り人の釣果を左右してしまうかもしれない、『溶存酸素量』について解説します。
溶存酸素量=水中の酸素量

溶存酸素量(ようぞんさんそりょう)とは、水中に溶存する酸素の量のことである。水質の指標として用いられ、溶解酸素量(ようかいさんそりょう)とも呼ばれる。略称はDO (Dissolved Oxygen)。単位は、従来は、ppmが主に用いられていたが、最近では、mg/Lの表現が多用されている。(引用:Wikipedia)
水中の酸素量が減ることは、人間に言い換えると「空気中の酸素が薄いのと同じ状態」です。酸欠になってしまえば苦しいので、魚の活性は著しく低下してしまいます。
溶存酸素量は目に見えるものではないので、釣りをするときにはその場の環境から読み取っていくとよいでしょう。
ドブの臭いがしたら酸欠状態?

有機物量が多く流入した場合にも、溶存酸素量は低くなる。水中に生物が消費可能な有機物が多い場合、すなわち、生物的酸素要求量(BOD)が高い場合、微生物が多量に発生する。そのときに、彼らが酸素を消費するため、溶存酸素量は極めて低くなる。さらに微生物が嫌気的に分解を進行させれば、硫化水素等が発生し、いわゆるどぶの臭いがするようになる。(引用:Wikipedia)
水中の溶存酸素を消費しているのは魚だけでなく、プランクトンや細菌のような微生物も同じです。雨が降ったりして地上の栄養が一気に水中に流れ込んだ場合などは、これらの微生物が活発に活動しやすく、そのサイクルの結果として臭いが発生します。
釣り場でなんとなく「ドブ臭い?」と感じたら、溶存酸素量が少ないかもと考えてみてください。
“赤い生物”が多い場所も酸欠状態?

このような状態(溶存酸素量が低下している状態)では、通常の水生動物は生活できず、生息可能なのは、体内に酸素を蓄える能力のあるものだけである。淡水であればイトミミズやユスリカの幼虫、海水であればゴカイなど、赤色のヘモグロビン様の色素を持ったものが多いので、赤い動物が多いところは、酸素が足りないと見て良い。(引用:Wikipedia)
酸欠状態が長く続いているような場所だと、生息している生物も限られます。その目安となるのが赤い生物です。水中を覗いてみて、赤い生物が多く見られる場所は溶存酸素量が少ない証拠でもあるので、その場で釣りをするのは考えた方がいいかもしれません。
水温と溶存酸素量の関係

水に酸素が溶け込める量を決める大きな要因は「水温」です。水温が上昇すると、それに伴って溶存酸素量は減少していきます。夏は特に溶存酸素量が少なくなりやすく、その結果として魚が釣れにくくなることも。
次ページ→「溶存酸素量が多い場所の見つけ方」
多くの溶存酸素を期待できる条件

溶存酸素量が魚の活性や、居場所に影響を与えることがお分かりいただけたと思います。ではどんな条件が、水中の酸素量を増やしてくれるのでしょうか?
雨&雪

雨や雪が降ると、それらが水面を叩く事によって酸素を直接的に水中に送り込んだり、水温を下げることによって酸素が水に溶け込みやすくしたりします。天候が雨や雪だと、低気圧も伴っているので魚が釣れやすいことも多いです。
サラシ

波が磯やテトラに打ちつけられることによって起きる「サラシ」も水中に酸素を多く取りこんでくれる要素です。そのためサラシが起きている周辺には魚が集まりやすい傾向にあります。
またサラシは水中に広がって、釣り人の影を魚に届きにくくしてくれる効果もありますので、狙ってみる価値はとても高いでしょう。
流れ込み・落ち込み・堰


水の流れも空気と接触して大きく酸素を取り込む要素となります。特に流れ込みや落ち込み、堰といったポイントは溶存酸素量が多く、夏を始めとして溶存酸素量が低下しがちな時には、1級ポイントになることも多いです。
溶存酸素量を知れば釣果も変わるかも?

溶存酸素量は目に見えるものではありませんが、魚を始めとする水中の生物の活動に大きく影響を及ぼしている要素です。ただ、溶存酸素量が少なくなれば、条件が良いポイントに魚が集まりやすくなるので、釣りやすくなることもあります。
いずれにしても、フィールドの状況をつぶさに読み取り、アジャストすることが魚に近づくための最短ルートといえるでしょう。
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Source: TSURIHACK
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