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ルアーとは
投稿日 2019年1月30日 18:37:00 (バスフィッシング)
- 「An artificial fly or fly lure is a type of fishing lure. {人工的なフライ、またはフライルアーとは、フィッシングルアーの一種である} – Wikipedia」
- 「fly2 3. Angling. a fishhook dressed with hair, feathers, silk, tinsel, etc., so as to resemble an insect or small fish, for use as a lure or bait. {餌やルアーとして使用する、虫や小魚に似せた、毛髪・羽・絹・ティンセルなどをまとった釣り針の事。} – Dictionary.com」
- Fishing lure – Wikipedia
- Types of Fishing Lures – Fishingnoob.com
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【12月27日(土)20時よりご注文開始】LAHM コットン リブワッチ キャップ
投稿日 2025年12月26日 19:50:26 (バスショップ)
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いよいよ今週末12/28まで!!
投稿日 2025年12月26日 19:46:25 (バスショップ)
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スイッチングジョガーパンツ本日PM8:00~販売開始!
投稿日 2025年12月26日 18:46:57 (バスショップ)
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【OSP】メロ DR-F/DR-SS
投稿日 2025年12月26日 18:20:30 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月26日 18:19:48 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月26日 18:05:59 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月26日 17:47:53 (バスショップ)
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【クレイジーバススタジオ】ラベージ/アエラ/RVS-711L 1月末頃再入荷
投稿日 2025年12月26日 17:34:49 (バスショップ)
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【2026BackLash福袋】 ロブルアー ハッピー&ラッキーバッグ WEB販売致します
投稿日 2025年12月26日 17:00:33 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月26日 16:49:35 (バスショップ)
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ポケモンルアー6個セット
投稿日 2025年12月26日 16:37:56 (バスショップ)
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【ブルーブルー】 ルアーケース入荷
投稿日 2025年12月26日 15:11:23 (バスショップ)
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【新製品!早くも続々ご注文が…】O.S.P Melo入荷!
投稿日 2025年12月26日 14:13:12 (バスショップ)
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ヘアリースパイダークジャラ110入荷!
投稿日 2025年12月26日 14:08:41 (バスショップ)
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【再入荷】さかさにょろ45FS入荷!
投稿日 2025年12月26日 13:31:08 (バスショップ)
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【バレーヒル】ディスタンスエディションSLR
投稿日 2025年12月26日 13:29:05 (バスショップ)
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【ジークラック】 チョロウオ3inch インナーフラッシュタイプ 入荷しました❗️
投稿日 2025年12月26日 13:06:10 (バスショップ)
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【ガンクラフト】キラーズロッドが再入荷
投稿日 2025年12月26日 12:33:07 (バスショップ)
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ABU カーディナル3 50thアニバーサリーモデル(初期型remake版)
投稿日 2025年12月26日 12:25:14 (バスショップ)
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新作登場! Berkley スタンクバグ3.5インチ
投稿日 2025年12月26日 12:16:49 (バスショップ)
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コレツケチューン再入荷!
投稿日 2025年12月26日 11:54:27 (バスショップ)
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【バークレイ】スタンクバグ3.5inch 入荷しました
投稿日 2025年12月26日 11:01:12 (バスショップ)
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【バックラッシュ】 おはようございます。デイジー0.4gの発売日。
投稿日 2025年12月26日 10:53:16 (バスショップ)
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米春丸→VIC釣具店→フィラメント→琵琶湖ナイト
投稿日 2025年12月25日 19:29:44 (バスショップ)
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明日、12月26日(金)PM8:00~販売開始!
投稿日 2025年12月25日 18:46:09 (バスショップ)
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【本日PM8:00~】FOCUS/フォーカス Sway/スウェイの販売について
投稿日 2025年12月25日 18:33:15 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月25日 18:03:42 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月25日 17:14:25 (バスショップ)
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投稿日 2025年12月25日 16:36:14 (バスショップ)
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【ジャッカル】ジミーヘンジパワーソルト+ビーク
投稿日 2025年12月25日 16:31:24 (バスショップ)
ルアーとは、釣り餌の一種で主に魚を捕らえるために使用される人工的な餌・オトリの事である。英語では「lure」、中国語では「路亞」、スペイン語では「Señuelo」等と表記される。
なお、このページでは本稿にて説明されている定義に基づき、日本でルアーと呼ばれているハードベイト類やソフトベイト類等といったものだけはなく、フライ類や疑似餌類についても部分的に触れる事とする。
<クリックで詳細を開閉>
ルアーとは、英語の「Lure」のカタカナ表記であり、Lureには本来”誘惑する”という意味がある。このlureという言葉は、”おびき寄せる何か・誘惑する何か”を比喩的に表現する言葉として、または”タカを呼び戻すための道具”を表す言葉として使われていたアングロフランス語のlureや、古フランス語のloirre、フランク語のlothrなどの言葉が14世紀初頭頃に英語として伝わったのが起源であると言われている。
「魚を誘うもの(おびき寄せるもの)」という意味でlureという言葉が使われ始めたのは、1700年代であると言われている。
英語圏では、lureという単語は”誘惑する・魅了する”という意味で日常会話でも使われている。そのため釣りに馴染みのない一般人にlureと伝えても「釣り具のルアー」という意味で受け取られる事は少ない。よって、混乱を避けるため釣りに使用するルアーを意味する場合はfishing lureと表現するのが一般的となっている。
端的に結論から述べるならば、釣りにおけるルアーの定義とは、「主に魚を捕らえるために使用される人工的な餌・オトリ」の事であり、また、それらの総称的なものであると考えられる。詳細は以下にて説明する。
疑似餌がルアーの一種であるという可能性
日本ではルアーの定義を説明する際、「ルアーとは疑似餌の一種である」として表現される事が多い。しかし疑似餌(擬餌)とは本来、「魚などが食べる生き餌に色や形を似せて作ったもの。(大辞林 第三版)」であるとされている。この事は「擬餌」という文字にも表れており、擬には「本物らしく似せる」「もどき」という意味がある。
対するルアーは、「a decoy for attracting animals to capture: such as a: artificial bait used for catching fish.{動物を引きつけて捕らえるためのオトリ。魚を捕らえるために使用される人工的な餌といったもの}(Merriam Webster)」「A decoy used in catching animals, especially an artificial bait used in catching fish.{動物を捕まえるためのオトリ、特に魚を捕らえるための人工的な餌}(The Free Disctionally)」等と定義されている事が多く、生き餌に似ているか否かは重要視されていない傾向が強い。また、釣り人の認識としても生き餌に似てるものや非なるものも含めた、疑似餌の定義より広義的なものである。
したがって、「ルアーとは疑似餌の一種である」という認識より、「疑似餌がルアーの一種」であると認識した方がより正確であると考えられる。
フライはルアーの一種であるという認識
現在見られるルアーフィッシングおよびフライフィッシングという釣りスタイルや、そこで使用される道具の多くが、元来日本人にとっては定義の理解まで及びにくい外来性のものである上、使用するタックル(釣具)が違うこともあって、日本では「フライとルアーは異なるもの」と分けられて認識されてきた傾向がある。
しかしながら、それらの伝来元である米英では、日本でルアーと呼ばれているハードベイト類やソフトベイト類などのルアーフィッシングに用いられるルアー群や、フライフィッシングに用いられるフライ類は、共にルアーの一種であるという認識がある。
この事は、ウィキペディアの「fishing lure」のページにおいて、ルアーフィッシング用のルアー類やフライ類を含む人工的な餌全般をルアーとして扱っている事や、同じくウィキペディアの「Artificial fly」のページにおいて、「フライとはルアーの一種である」と説明されている事、英語圏の各オンライン辞書による定義説明やルアーの歴史に関する資料、一般のウェブサイトなど、様々な場所で見られる。
以下、代表的な例。
なお、米英においてもルアーとフライが異なるものか否かについての論争は見られるが、定義や知識に長けている者ほど「フライはルアーの一種」と認識している傾向がある。
そもそも、ルアーとフライが異なるものであると認識されてる最大の要因は、これらを扱うために必要なタックルシステムが違うからであって、もしもこれらが同じタックル上で扱えていたならば、ミノーとワームのように素材や使い方の違いが述べられる事はあっても、本質的に異なるものだと認識される可能性はとても低い。
したがって、「フライとルアーは異なるものではなく、フライはルアーの一種であり、ルアーとはフライを含む人工的な餌の事である」と認識した方がより正確である可能性が高い。
結論
これらの事をすべて踏まえて考えると、「釣りにおけるルアーとは、主に魚を捕らえるために使用される人工的な餌・オトリの事」であり、「疑似餌類やフライ類から、ハードベイト類やソフトベイト類のようなルアーフィッシングに用いられるルアー群などを含む、釣りに使用する人工的な餌・オトリの総称的なものでもある。」と考えられる。
※ただし、この結論はあくまで定められている擬餌やlureなどの定義が絶対的に正しいものであると仮定した場合のものであり、暫定的なものに過ぎない事を留意する必要がある。
ルアーの起源は非常に古く、紀元前九世紀頃には既に日本で毛バリ釣りが行われていたであろう事例証拠がある。しかし、これは証拠能力としては弱い事例証拠に過ぎず、確認されている最古の記録は、二世紀頃にクラウディオス・アイリアノス( Claudius Aelianus 175-235年)が残した著書内におけるフライフィッシングに関する記述であり、その頃には既にフライが存在していた事を示している。
およそ1700年頃には、ハードベイトの祖先とも言えるルアーが存在していたと言われている。市販製品ではなく、当時は個人や職人などによって作られていた。
日本の疑似餌の出現も1700年前後で、その頃には既にイカ釣り用の餌木が存在していたと見られている。
紀元前九世紀頃には既に日本で毛バリが使用されていたと思われる事例証拠が存在。
二世紀頃にはクラウディオス・アイリアノスがフライフィッシングに関する著書を残す。
1653年にはアイザック・ウォルトン(Izaak Walton 1594-1683年)によって、フライに関する著述を含む著書”The Compleat Angler”(邦題:釣魚大全)が出版される。
1700年前後には、日本では餌木が、海外では現代のルアーフィッシング用ルアー類の祖先的ルアーが個人や職人たちの手によって作られ始める。
1800年代前半にはフリオ・トンプソン・ビュエル(Julio Thompson Buel 1806-1886年)によって、現代ルアーの基盤とも言えるスプーンが発明され、1829年に市販製品として販売が開始される。
同時期、再びフリオ・トンプソン・ビュエルの手によって、オーバーヘッドアーム・スピナーベイト(日本で言うスピナーベイト)の基礎とも言えるスピナーが発明される。
1852年、フリオ・トンプソン・ビュエルが世界で初めてルアーによる特許を取得。
1874年、デヴィッド・ヒュアード(英語発音ではデイヴィッド・フワード David Huard)とチャールズ・ダンバー(Charles Dunbar)が、木製ルアーとしては世界初の特許を取得。
1890年代後半には、ジェームズ・ヘドン(James Heddon)によって、現代ルアーを代表するルアーの一種であるプラグが発明される。
1906年には、クリーク・チャブ・ベイト社の創始者の一人で開発者でもあったヘンリー・ディルス(Henry Dills)によって、プラグの一種であるミノーやクランクベイトの前身的ルアーである、ウィグラ―が開発される。
1915年、ウィリアム・J・ジャミソン(William.J.Jamison)によって、世界で初めてウィードガードを採用した、今日のオーバーヘッドアーム・スピナーベイトの前身的ルアーである、シャノン・ツイン・スピナーが発明される。
1920年、アラン・P・ジョーンズ(Alan.P.Jones)とアーバン・シュライナー(Urban Schreiner)の二人が、豚の背脂から世界で初めてポーク・フロッグ(ポークリンド)を作り出す。
1928年頃には、バイブレーション(リップレス・クランクベイト)の原点的ルアーであるピギー・パーチが、フレッド・ニコルズ(Fred Nichols)によって作られる。
1934年頃、フレッド・アーボガストが初めてジッターバグを作る。
1936年、ラウリ・ラパラ(Lauri Rapala)がコルクから現代ミノーの基礎となるルアーを削り出す。
1949年、ニック・クリームとコズマ・クリームが世界で初めてソフトプラスティックベイトを発明する。
1950年代、テキサス州の無名のアングラーによって初めてテキサスリグが使われる。
1960年代中頃には、コットン・コーデル社から世界初のラトルサウンドを発するルアー、ホットスポットのラトルバージョンが発売。
1972年、ミスターツイスター社がカーリーテールグラブを開発。
1973年、カール・コーデル(Carl Cordell 1928-2015)が世界初のスクウェアビル・クランクベイトを発表。
1980年代中期、アラン・コール(Allan Cole)の手によって、スイムベイトが開発される。
1987年、ランカーシティー社のハーブ・リード(Herb Reed)がソフトプラスティックベイトの新ジャンル、ソフトスティックベイトを開発。
1990年頃、バークレイ社が初めて匂いや味を持つソフトプラスティックベイト、パワーワームを発表。
2011年 アンディー・ポス(Andy Poss)がキャスタブル・アンブレラリグ「アラバマリグ」をリリース。
現在におけるルアーの種類は非常に多く、フライ類や疑似餌類以外のルアーは、大別するとしても米式、英式、日本式のどれをとっても個人やメーカーや小売店などによる認識が違い、分類のされ方に統一性が見られない傾向がとても強い。そのため一概に分類し難い状態となっている。
よって、ここでは米国における釣具およびアウトドア用品販売の老舗であり、最大手であるBass Pro shopsの分類法や、Cabela’sの分類法をベースに、日本でも広く認知されている分類法で最適化した記載を行うものとする。
ハードルアー
ハードルアー(hard lure)とは、ルアーの中でも柔軟性の低い硬質素材で作られたルアーの総称である。ハードルアーという総称が使われるのは主に日本であり、米国などでは一部のみの認識となっている。ハードルアーの種類には、後述するプラグ類や、ワイヤーベイト類、メタルジグ類などがある。
また、ほぼ同義語的な位置づけとして、主に海外で多用されるハードベイトという用語がある。ただし、日本のハードルアーという用語があらゆる硬質素材系ルアーを含む傾向があるのに対し、ハードベイトという用語はワイヤーベイト類などを除いた、木製または硬質プラスティック製のプラグ類や、金属製のブレードベイト類、テイルスピナー類といったルアー群を限定的に指す事も多い。
これは、ハードベイトという用語がソフトベイトの対義語として、ハードボディード・ベイト(hard bodied bait)を意味する用語でもあり、ソフトベイトの対となる硬質ボディーを有するプラグ類などに限定した捉え方がされているためである。
スプーン
スプーン(spoon)とは、現代ルアーの基礎的ルアーであり、1800年代前半にフリオ・トンプソン・ビュエルの手によって発明された。名前の通り、金属板をスプーンの先端のような形状に成形したルアー。水中でも水の抵抗を受けてテイルを左右に振るようにして遊泳する。
様々な対象魚に対して有効であるが、現在は主にトラウト類に対する釣りで使われる事が多い。リアル化が進む現代ルアーの中でも非リアル系ルアーの代表格。
プラグ
プラグ(plug)とは、主に小魚や虫などを模した、木製または硬質プラスティック製のルアー類の総称である。1890年代にジェームズ・ヘドンが第一号を発明した。プラグと呼ばれる理由は、ジェームズ・ヘドンが樽の栓(栓は英語でplug)から削り出したためであると言われている。主なプラグの種類には後述するペンシルベイトや、ミノー、クランクベイト、バイブレーションなどがある。
ペンシルベイト
ペンシルベイトとは、水面や水面直下で使用されるプラグ(トップウォータープラグ)の一種である。英語圏ではスティックベイト(stick bait)と呼ばれる事が多い。名前の通り棒状のルアーで、水に浮き、水面をふらつく小魚や、水面を逃げ惑う小魚のような動きを得意とする。リップのような動作を補助するような部位が設けられていないため、リールを巻くだけではあまり動かず、基本的には釣り人によるロッドアクションを必要とする。
ポッパー
ポッパー(popper)とは、水面や水面直下で使用されるプラグ(トップウォータープラグ)の一種である。水に浮き、動かすとボディーの前面に設けられたカップ状の部位で水泡を発生させ、ポップ音と呼ばれる特有の音を出して魚を誘引する。カップの形状によって発生させる音が異なり、断面状のものはポップ音とは異なるスプラッシュ音を発生させる。タダ巻きとポーズを繰り返すだけでも十分な動作を見せる高性能なポッパーもあるが、基本はペンシルベイトと同じく釣り人によるロッドアクションを必要とする。
スウィッシャー
スウィッシャーとは、水面で使用されるプラグ(トップウォータープラグ)の一種である。英語圏ではプロップベイト(prop bait)や、トップウォータープロップベイト(topwater prop bait)等と呼ばれる。ボディーの前後または後方にプロペラ状の金属パーツが取り付けられており、アクションをつけると回転して水面をかき回し、独特な音や泡を発生させる。水に浮き、タダ巻くだけでも強いアピール力を持つが、高性能なものはペンシルベイトのような動きをさせる事も可能である。
ノイジー
ノイジーとは、水面で使用されるプラグ(トップウォータープラグ)の一種である。英語圏ではクローラー(crawler)とも呼ばれる。水面に対し傾斜がつけられた金属板が、ボディーの前面や左右両サイドに取り付けられており、リールを巻く事で水を受け、特有の動きや音などを発生させる。ナマズとの相性が良いため、日本ではナマズ釣りに使われる事も多い。水に浮く。
ダーター
ダーターとは、水面や水面直下で使用されるプラグの一種である。ペンシルベイトとポッパーを足したような形状を持つルアー。一般的にポッパーはカップの上部が前へ突き出しているのに対し、ダーターは下部が突き出した受け口のような形状になっている。ポッパーと同様に音を発生させるほか、受け口状のヘッド部に水を受けて、水面直下を揺らめくように泳がす事も出来る。ミノーやクランクベイトの前身的ルアーとも言えるルアーである。
エアリアルベイト
エアリアルベイトとは、水面を飛び跳ねる小魚の動きを再現する事に特化したトップウォータープラグである。近年生まれた新しいルアージャンルの一つで、2006年にライゼンバイトの加藤展幸が第一号のインジエアーを発明。後にアングラーズ・スタンダードが2010年にアヴァランチを発表し、現在では大手メーカー各社からも同様のルアーが発売されている。
特性としては、水面を飛び跳ねる動きや音が、魚の狩猟本能を激しく刺激すると考えられている。また、空中へと跳ねる事で水中からのルアーの視認性を下げ、魚にルアーである事を見切られにくいとも言われている。リーリング主体で使うタイプと、ロッドアクション主体で使うタイプがある。
ミノー
1906年に、ヘンリー・ディルスによって原型が発明された、ボディーを揺らしながら水中を潜行するルアー。海外ではジャークベイトとも呼ばれる。基本形としては、ボディー前方下部にリップと呼ばれる潜行板を備えており、その部位に水の抵抗を受ける事で潜行する。
同様の動きをするルアーに後述するクランクベイトがあるが、ミノーの特徴としては、比較的細身である事と、様々なアクションに対して汎用性が高い事、フローティングからシンキングまで非常に種類が豊富である事などが言える。世界的に愛用者が多く、ルアーの代表格の一つ。
クランクベイト
ミノーと同じく、1906年に発明されたウィグラ―の派生型として生まれた、リップに水の抵抗を受け、ボディーを震わせながら潜行するタイプのルアー。ミノーに比べて丸みをおびた形状をしているものが多く、動きはミノーより激しく大きいものが多い。
ミノーが多彩なロッドアクションによって魚を誘引する傾向があるのに対し、クランクベイトはリーリングのみによって魚を誘引する傾向がある。ミノー同様、世界的に人気が高いルアーの一つである。
シャッド
ミノーとクランクベイトの中間的形状を持つ水中潜行型のルアー。名の由来は、シャッドと呼ばれる北米沿岸に生息する魚の形状に似ているためと言われている。アクションに関してもミノーとクランクベイトの中間的な性質を持っており、クランクベイトに比べればアクション性に優れるものの、ミノーほど様々なアクションに長けているわけではない。水に沈むものもあるが、大半がフローティングタイプやサスペンドタイプである。
バイブレーション
1928年頃にフレッド・ニコルズによって原型が発明された、激しく小刻みな振動が特徴のルアー。バイブレーションという呼び名は日本で使われる事が多く、英語圏ではリップレス・クランクベイトという呼び名が一般的である。ただ巻きのみで激しい振動を生む事が得意である一方、動作原理や形状的な問題から他のアクションに対する対応力が弱いため、大半のバイブレーションプラグはアクションの汎用性に乏しい一面がある。
テイルスピナー
ワイヤーベイト
ワイヤーベイトとは、ハードルアーの中でも金属製の硬質ワイヤーを主な素材としたルアー類。ワイヤーベイトと呼ばれ始めたのは近年になってからだが、歴史は古い。基本的には硬質ワイヤー、鉛製や真鍮製のボディ、金属製や樹脂製のブレード等から成る。リアルな外見を持つものが多い現代のルアーの中でも、非リアル系ルアーの代表格である。
スピナー
1800年代前半に、フリオ・トンプソン・ビュエルによって発明されたワイヤーベイトの基礎的ルアー。「スピナーベイト」ともいう。構造は非常に単純で、一本の真っ直ぐな金属製硬質ワイヤーに、真鍮製のボディパーツやステンレス製のブレード等を通して作られる。水流を受けてブレードが回転し、光の反射や振動を生む事で魚を誘う。軽いものから重いものまで様々なものがあるが、ほぼ全てがシンキングである。
スピナーベイト
1915年、ウィリアム・J・ジャミソンによって原型が作られたスピナーの派生形。正式には「オーバーヘッドアーム・スピナーベイト」 という。一般的には、90度程に曲げられたワイヤーの下方末端に、フックを備えたヘッド部分が設けられている。逆に上方末端側には1枚または複数のブレードが取り付けられており、これらが水を受けて回転する事で、光の反射や振動を生み、魚を誘う。
最大的特徴は障害物回避能力の高さで、ヘッドの上方へと長く伸びたワイヤーは、根がかりを回避するためのガードとして機能する。非リアル系ルアーでありながら人気も高く、ルアーの歴史上最高の発明とも言われる。
バズベイト
1970年代半ば頃に、ランカールアー社によって開発されたプロップタイプのワイヤーベイト。トップウォータールアーとして水面で使用する事を前提とした特性を持っている。アーム状にのびたワイヤー上部には、金属やプラスティックなどで作られたプロペラを備えており、それらが水の抵抗を受けて回転する事で水面をかき回し、特有の音や泡などを発生させる。初心者にも扱いやすいルアーであると同時に、一般的には比較的大物向けのルアーとも言われている。
スイムベイト
1980年代中期に、アラン・コールによって発明された、魚の遊泳フォームをより正確に再現する事を目的としたルアー。多くは多関節構造を持っており、それによってリアルな魚の遊泳感を再現している。ボディーが硬質なものと軟質なものとがあり、硬質なものをハード・スイムベイト、軟質なものをソフト・スイムベイトと呼ぶ。
(日本では硬質なものをビッグベイト、軟質なものをスイムベイトと呼ぶが、厳密にはどちらもスイムベイトであり、ビッグベイトとは特大ルアーの総称であるので、英語圏での呼称には注意が必要。)
グライドベイト
スイムベイト類の中でも、大きくS字を描くように泳ぐタイプのルアー。多関節構造である点や、魚の外見を忠実に模しているという点ではスイムベイトと同じであるが、スイムベイトが魚の遊泳フォームを忠実に再現する事を目的としたルアーであるという発明者アラン・コールの説明を基として考えるならば、グライドベイトは異なる動きをしている事からスイムベイト類に含めるべきか否かは、未だ議論が必要である。
ブレイドベイト
金属の板から作られているバイブレーションに似たルアー。その形状や動きから、日本では一般的にメタルバイブレーションと呼ばれている。金属製のため比較的重たく、なおかつ基礎が薄い金属板という空気抵抗が非常に少ないものから成るルアーであるため、キャストの際の飛距離に優れる。また、硬質樹脂製のバイブレーションより水中での動きが激しい傾向がある。近年では冬のバス釣り用途として人気。
ジグ
ジグ(Jig)とは、主に金属の塊から成るルアーの総称。語源としては、諸説あるものの金属片を水中で不規則に踊らせるよう使用する事から、このように呼ばれるようになったと思われる。(Jigとは1500年代に流行したダンスを指す言葉で不規則で活発なダンスという意味もある。)
スピナーベイト類との違いはワイヤー部を持たない事。ブレイドベイトとの違いは、ブレイドベイトは板状の金属から成る一方、ジグ類は流線形や球状など、より立体形状を持っている事である。
歴史は非常に古く、起源は不明。ルアーが市販品として出回る以前から漁師などが疑似餌として使用していたと見られている。恐らくはフライに次いで餌木と同等か、それ以上に古いルアーである。
ラバージグ
金属製のヘッドに貫通型のフック、シリコン製フラスカートなどから成るルアー。日本ではラバージグと呼ばれているが、英語圏ではジグと呼ばれる方が一般的である(日本でジグと呼ばれるメタルジグ類は、英語圏ではジグスプーンやソルトウォータージグなどと呼ばれる)。
単体で使われることは少なく、主にワームなどをセットして併用するかたちで使用される。比較的大物が釣れる事が多いと言われ、冬のバスフィッシングにおいて定番ルアーの一つ。ヘッド形状などにより細かく分類される人気のルアーである。
スイムジグ
ロッドアクション主体である通常のラバージグに対して、リーリングによるスイミングに特化したタイプのラバージグ類。ボリュームのあるボディなどから、大物に効くとして人気を博した。
ブレイデッド・ジグ
ラバージグのヘッド先端部に、金属板を設けたルアー。チャターベイトとも呼ばれる。ヘッド先端部の金属板に水の抵抗を受ける事で振動などのアクションを起こす。比較的新しいジャンルのルアーで、米トッププロから早春時期に特に有効なルアーであると言われている。
スピンテイルジグ
立体的な金属ボディーとテイル部にワイヤーおよびブレイドを備えたルアー。多くは小魚を模した見た目をしている。リーリングによってテイルのブレイドが回転、振動を起こし、それによって魚を誘引する。比較的マイナールアーではあるが、スピナーより高比重で急速に沈むため、バスフィッシングにおいて冬の深場狙い用途として再注目されつつある。
メタルジグ
日本では一般的にメタルジグと呼ばれるものの、海外ではジグスプーンとも呼ばれる。小魚などに模した比較的平らな金属片から成るルアー。比較的高重量な金属製と空気抵抗の少ない形状から、キャスティングにおいて飛距離が稼げる事でも有名なルアーである。海のターゲットに使われることが多い、ソルトウォーターフィッシングでは定番のルアーである。
ソフトルアー
ソフトルアー(Soft lure)とは、軟質な素材から成るルアー類の事である。英語圏で言うソフトベイト(Soft bait)とほぼ同義である。ただし、一般的にソフトルアーと言えば、多くの場合はソフトプラスティックベイト(ワーム類)の事を限定的に指し、同じく軟質性ボディーを持つフロッグ等は含む場合と含まない場合があるなど、分類法や定義づけが未だ曖昧なところがある。
ソフトプラスティックベイト
1949年にニック・クリームとコズマ・クリームによって発明された、高い柔軟性を持つ軟質樹脂製のルアー。ソフトプラスティックルアーやソフトプラスティックワームとも呼ばれる。フックを装着した状態で市販されているハードルアー類とは違い、多くのソフトプラスティックベイトは別売りされている専用フックやシンカーなどと組み合わせて使用する。一般的にそれらの組み合わせを仕掛けやリグと呼び、状況に合わせて選択する事で、あらゆる状況に対応できる高い汎用性を発揮する。
ストレートワーム
名の通り、細く直線的な形状をしたソフトプラスティックベイト。ストレートテイルワームとも呼ばれる。様々なリグに対して汎用性が高い反面、自動的に動く要素をあまり持たず、アングラーによるロッドアクション等を必要とする事から、多少のテクニックを必要とする傾向がある。
カーリーテイルグラブ
1972年にミスターツイスター社が発明した、比較的太く丸みを帯びたボディーと三日月状の大きな尾が特徴的なルアー。その湾曲した尾に水の抵抗を受ける事で、尾をはためかせながら泳ぐ。そのリアルな尾の動きで一世を風靡した。リグへの対応力は高いが、その独特な形状と太さ等によって、不向きなリグもある。リールを巻くだけで尾を自動的に動かしてくれるため、初心者にも優しい。
カーリーテイルワーム
カーリーテイルグラブのテイル部と、ストレートテイルワームの細長いボディーを足したようなルアー。日本では比較的マイナーな部類のルアーだが、サイズの大きなものは大物用として実績があり、海外では愛好家も多い。カーリーテイルグラブとストレートテイルワーム双方の特性を持っているため、リグへの対応力もカーリーテイルグラブに比べると柔軟である。
パドルテイルグラブ
船を漕ぐためのパドルのような形状をした尾を持つソフトプラスティックベイト。比較的マイナーな傾向のあるルアーではあるが、プロからアマチュアまで愛用するファンは少なくない。ラバージグのトレーラーとしても有名である。
シャッドテイルグラブ
尾の付け根が細く、進行方向に対して垂直に設けられた板状のテイルが特徴のルアー。薄く平たい尾に水の抵抗を受ける事で尾が細かく振動し、魚の視覚や側線にアピールする。テイルの振動によって非常に艶めかしくボディーを動かすものもある。近年では大物狙い用として大型のものが一世を風靡した。
ピンテイルワーム
ストレートテイルワームの派生型ルアーで、尾が極端に細くつくられているのが特徴。尾が極めて細いため釣り人がつけるアクションに対して非常に敏感。そのため、通常のストレートテイルワームより動きに優れる傾向がある。しかしその一方で、細身のため小さなサイズのものは視認性に劣る傾向がある。
フロッグ
軟質樹脂製の中空ボディーを持つカエルを模したルアー。トップウォーター系ルアーの一種。比較的太めルアーで、中空ボディーの中を貫通するかたちでुुु太軸のフックを備えており、大物に対しても耐久性が非常に高い。また、ボディーに対して上向きかつ密着するようフックが設けられているため、障害物を回避する能力が全ルアー中においても屈指の高さ。
広くは様々な対象魚に使われるルアーではあるものの、水面に浮き、障害物回避能力が非常に高い事から、とりわけライギョフィッシングにて愛用される事が多い。また愛好家によって改造(特殊なチューニング)を施されて使われる事が非常に多いルアーでもある。
lure|Origin and history of lure by Online Etymology Dictionary
Recreational fishing – Wikipedia
A brief history of baits – The fishing museum online
Fishing Lure |Background – Made how
Whitehall History: J.T. Buel – Bloated Toe Enterprises
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Mister Twister® History – Mister Twister
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Texas Rig Fishing – Bass Resource.com
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Bladed jigs are gaining prominence | Bassmaster
Schmitt’s Vibrating Jig Secrets – FLW Fishing: Articles
jig | Origin and meaning of jig by Online Etymology Dictionary
Source: 最新ルアー学
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